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トラックメッキパーツの種類と特徴について
トラックメッキパーツには、純正メッキパーツ以外にも、メッキ加工を行うことで、ボディやグリル、ホイールなど、お好みの部分をメッキパーツに変身させることができます。メッキ加工の代表的なものには「クロムメッキ」と「銀鏡メッキ」があります。近年、市場でもメッキパーツやメッキ加工をはじめメッキカーに対する需要が急速に高まっています。トラックを美しく輝かせるメッキパーツは、愛車トラックを華やかにカスタムするために欠かせないアイテムです。
そこでこの項目では、トラックメッキパーツのクロムメッキと銀鏡メッキの特徴について紹介していきます。
クロムメッキとは
クロムメッキとは、クロム(元素記号Cr・クローム)の液に対象となるパーツを浸漬して、クロムの層を付けることでクロムメッキを施すというものです。クロムメッキは、耐食性や耐久性、反射性に優れていることから、装飾メッキとしても用いられています。クロムメッキの工法には「電気メッキ」と「無電解メッキ」があります。
電気メッキとは、その名の通り電気を使うメッキ工法で、クロムの物質を含む溶液、溶融塩、または固体電解質からその物質を還元させ、電導性のある物体にクロムの薄い層を形成させます。 電気メッキは、メッキ対象の物体に欠けている耐摩耗性、耐腐食性、潤滑性、見栄えなどを補うことができます。ただし、電気メッキには導電性(電気の通りやすさ)が必要になり、強制的に電気を流さないとクロムメッキがつきませんので、プラスチックパーツなどの不導体には電気メッキができません。
無電解メッキの場合は、メッキ液に含まれる還元剤の酸化によって放出される電子により、
液に含浸することでパーツ(被メッキ物)に金属皮膜を析出させることでメッキすることができますが、直接メッキできるパーツと、樹脂パーツのようにパラジウム触媒をつけないとメッキできないパーツがあります。また、導電性のある金属パーツの場合でも無電解メッキを用いることもあり、クロム酸塩を用いたものはクロメート処理と呼ばれています。
クロムメッキ加工の作業工程
クロムメッキができるパーツには、ステンレス・アルミ・樹脂・鉄・真鍮・亜鉛ダイキャストなど様々な素材に対応できます。対象となるパーツの素材によって作業工程が異なりますが、クロムメッキには前処理がとても重要です。
一般的な下処理として、塗膜がついたままのパーツにはクロムメッキを施すことができませんので、対象となるパーツの塗膜を剥離後、クロムメッキ用のサーフェイサーによりパーツの下地処理を行います。そして、24時間以上をかけて下地材を乾燥し、完全に硬化させます。その後、研磨や水研ぎ、表面修正などを行い、表面をキレイに整えたうえで通電塗料を塗装し、乾燥させることで下処理の完了です。
前処理が完了した後は、パーツを専用のメッキ液に漬け込み、メッキをつける工程に入りますが、クロムやニッケル、銅など、メッキする金属によって工法が変わってきます。電気メッキの場合は、対象となるパーツに補助陽極をいれて強制的に電気を流しつつクロムメッキをつけていきます。無電解メッキの場合は、化学反応を利用してメッキ加工を行います。
銀鏡メッキとは
銀鏡メッキとは、銀鏡反応という無電解メッキによって還元された銀が析出する化学反応を利用して、銀でパーツの表面を塗装する新しいメッキ技術です。素材表面に純銀膜をつけることができるため、高い耐久性と銀のような美しい輝きが最大の特徴です。また、銀鏡メッキでは、スプレーガンにより純銀の膜を析出しますので、作業効率が大幅に向上します。
さらに、銀鏡メッキは、固形物であればどんなものにも対応できますので、様々な素材に対応可能で、パーツだけではなく、ボディ本体にも対応することもできます。カラーバリエーションはトップコートに顔料で着色することで、多彩な色を作ることができ、通常のクリア(透明)仕様以外にも、ハーフミラー(半透明)やグラデーションなど、豊富なカラーとバリエーションがあります。
銀鏡メッキの作業工程
銀鏡メッキの作業工程
銀鏡メッキの下処理もクロムメッキ同様に、素材調整を行い、対象となるパーツ又はボディに対して治具取付け、マスキング処理、脱脂及び静電気除去処理などを行います。下処理が整ったら、銀鏡の下地処理として専用アンダーコートを塗布し、完全に乾燥させた後、純水(不純物を含まない純度の高い水)で洗浄し、素材表面に表面調整剤を塗布します。その後、銀鏡液と還元液を内部混合ガンによって同時に塗布し、純銀の膜を析出します。銀鏡塗装後は、純水で表面を洗浄し、乾燥後に仕上げのトップコート(銀鏡上塗り)を塗布し、乾燥させてから5日間程度かけて硬化させることで完了します。また、カラーの場合は、トップコートに着色剤を入れます。
銀鏡メッキは埼玉中古トラック・サイトラにご相談ください!
従来のクロムメッキと比べ銀鏡メッキは環境性や耐久性に優れ純銀の美しい輝きを永く維持することができます。優れた整備技術が国から認められている埼玉中古トラック・サイトラでは、他のトラックに差をつけるオリジナル色をはじめ、外装から内装まで、小物でもオールメッキでも対応可能です。銀鏡メッキのご依頼ご相談は、是非、埼玉中古トラック・サイトラにお任せください!